昨日は所属する京都中小企業家同友会の昼食会で、代表理事を務める方のお話を聞いてきました。

会社設立51年目で、去年に前半のお話を聞き、今回は後半でした。創業当時からのいろいろなお話が聞けて、充実した時間を過ごしました。

その中で印象に残った事を書きます。
まず最初に創業時に決めた事、品質は一番、業界の先駆者なのでとりあえずどんな注文も聞く、納期は守る、手形を発行しない堅実経営、10%以上の得意先を作らない。

これはどれももっともで、やはり一番大事な事だな、と思います。それと大きく伸ばさないという事、ちょうど大阪万博の時に、ここの技術が必要で注文が入ってきたが、それを受けると今までのお客様を断らないとできない。

受けた方が売上はグッと伸びるが一時の事、万博の仕事を断って今までの得意先の仕事をした。
これはすごく納得できる。どうしても目先の仕事で、売上が伸びるものが次から次へと入ってくるとそっちへ行きがちだが、長〜く考えてどうかを考えるべきである。

これからもずっと継続的に注文が入る仕事なら請けてもいいが、一過性の仕事の場合は、他に支障がでないか考えてから決める。断る勇気も必要だな、と思いました。

それからタイムレコーダーの廃止。
タイムレコーダーの場合、遅刻したら残業で補う、というような事になっていたが、廃止した事で遅刻した場合は、「残業せんでいいよ、その代わり定時までに追いついてくれ」、と言っていたらそうなり、30分以上早く出勤してくる社員もいるようになり、自分で自分を管理するようになった。

これは、すごく良い事でやる気のない社員は居心地が悪く、やめていくでしょうね。だから残った社員は優秀な人ばかりで業務もはかどり、効率よく良い仕事ができるようになる。従業員が100人を超えてからしたそうです。

あとは、自分で実践して覚えていった事は良く覚えているが、教えてもらった道はすぐ忘れる。何でも自分から実践してやってみないと身に付かない、って事でしょう。

最後に機関車無しで動く会社がいい、と言ってられました。
社長がいちいち言わなくても、社員がきっちりやってくれる。そうゆう会社が伸びていくんでしょうね。

久しぶりに良い話が聞けてよかったです。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索